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"節分おばけ景色 仮装で厄払い" 05.2.06

 「お化け」をご存知ですか?
「あの、丑三つ時にドロドロドローンって出てくる怖いやつでしょ?」
いえいえ、その「お化け」じゃないのです。

 かつて京阪地方の民間では、節分の夜に異装をとるという慣わしがありました。
老若男女、自らが化けることによって鬼や神様と交歓し、厄除けや招福を図るという意味合いがもたらされていたそうで、これがここで言う「お化け」なのです。「お化髪」と書き、女性がいつも結っている髪型を、節分の日には違う髪形に結うことがその由来だと聞きました。
今では花柳界や一部の愛好家の間でしか見られなくなりましたが、こんな楽しい習俗を復活させようというムーブメントが何年か前から起こりつつ、今年は2月3日の前夜祭と2月6日の後夜祭が行われました。

 特に2月6日の後夜祭は、以前「まちあかり」でもご紹介した「楽洛まちぶら会」が初のコラボレーションを実現させるというもの。
「まち(京都)のブランド化」を目指す中、どんな取り組みができたでしょうか。京都の有志グループだけあって和テイスト濃度もバリバリ、町衆伝統文化の再現をどのようにプロデュースしたか楽しみですね。

 午後1時、二条城集合。好天に恵まれましたが寒い!!いたいた、甲冑を着けた面々が。戦国武将の雰囲気そのままに威風堂々の風格です。観光客からの脚光を浴びながら記念撮影、ポーズも決めながら「一緒に撮って」の対応に努めます。
「映画の撮影なのかしら?」の囁きにウォッホン!!二条城を後にして一路、御池通りを東に進みます。その後、烏丸三条の新風館で他のメンバーと合流、新撰組隊士、牛若丸と弁慶、あれ?クレオパトラや女装のバスガイドさんも揃いましたね。
名づけて「祭援隊」総勢30人、いざゆかん!市中練り歩き。御池通りをさらに東進し、フリーマーケットで賑わう市役所前広場にも立ち寄りましょう。辻々で勝どきを挙げて頂くは沿道の人々の楽しげな喝采、だから寒さなんてへっちゃらです。
人通りの多い寺町、新京極を歩けば盛り上がりは絶好調!新聞社の取材も入り、ここでも一行は人気の的。地元の若い人や観光客の方々に
はきっと初めて目にする光景だったに違いありません。

 午後4時からいよいよイベント開始。新風館ステージにおいては、お祓い神事や劇団前進座のパフォーマンス、また化け方を競い合う「お化け合戦」などが行われました。自作手作り派の甲冑武将、本格派メイク衣装の牛若丸、弁慶はもちろんエントリー、はいからさん風の装いも可愛い前進座の女優さん、観客席にもきもの姿がいっぱい見られます。
冬のきもの姿の見せ所は防寒具。重厚さが増してさすがに”おつ”なものです。
なぜか(もちろんきもの)ギター侍までも登場、笑いいっぱいの中、フィナーレはもちろん豆まき。
可愛い扮装姿の子供さんたちも大張りきり「鬼は外、福は内」の声が響く中、無事イベントは終了しました。

 つくづく思うのは「装い」や、自分を演ずることの楽しさと味わい深さ。そんな心がけが福を招き、笑顔で健康で日々を過ごせるきっかけづくりになるのかもしれません。”きものにトライ”の第一歩促進は、愉快さを持って行いたいものです。

(写真提供:株式会社リーフ・パブリケーションズ)


お化け

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