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母の着物 |
01.03.20 |
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着物を着てみたいけれども肝心の着物を持ってない!という人、あるいは、若いころの
着物は派手過ぎてよう着んわ・・と言う人も多いはず。
それなら、お母さんの着物を貸 してもらう、あるいはいただいたら?
きょうお見せする着物は、母が弟の小学校の謝恩会のときに着ていった紬です。
レ ンガ色に鳳凰が墨で描かれています。
母はこの着物にからし色の地にチューリップ が墨絵のように何本か描かれた、モダンな羽織を合わせて着ていました。
帯は、レンガ色とひわ色(きみどり色)と黄色の織ので、クリーム色の帯揚げ帯締めをしていまし た。もちろん白襟白足袋です。
わたしはというと、黒のちりめんにちょっとよろけたからし色の線が入った半襟に、か らし色の伊達衿をあわせて、アンティークの漆の帯に古いちりめんでつくったまるぐ
けの帯締めに、からし色の帯揚げをあわせて、からし色のたびをはいて、CAFEの オープニングパーテイに行きました。
このコーディネイトは母にはないしょです。
きっとびっくりするやらあきれるやらだろうと思うからです。
でも母がこの着物を着て弟の小学校の謝恩会に行ったときのことは、はっきりと覚 えています。
もう30年以上も前のことなのに、若かった母の顔や、わたしの前を通 り過ぎたときの衣擦れの音や、着物と香水のまじったにおいまでも、はっきりと思い
出すことができます。
ねぇ?着物ってすごい!と思いませんか?いつも洋服だったからめずらしいという ことももちろんあるのですが、五感全部で覚えているほど強烈に印象に残るんですよね。
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| Photo by Motoko Morita |
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