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蓄音機の音楽会 |
01.10.31 |
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京都左京区の東 白川通りと哲学の道の間の大きい通りを鹿ヶ谷通(ししがたにどおり)といいます。
白川通りは車が,哲学の道は人が多く通るのですが、鹿ヶ谷通はなんだか中途半端で、人も車もボチボチしか通らず、バスに至っては北行きしかバス停が無いと言う有様なんですが、ゆっくり歩いてみるととっても面白い通りなんですよ。
和洋の骨董やさんもありますし、おいしい豆かんやあんみつを食べさせてくれるお店、紅茶の専門店、夜になるとタクシーの運転手さんでいっぱいになる定食屋さん、つい2,3日前に初めて聞いた小さいけどおいしいフランス料理のお店・・・。
そのなかでもツタの絡まる白い洋館の1階にある「迷子」というアンティークも売っている喫茶店は、オーナーご夫妻のお人柄か、ほっこりするのでスーパーの帰りにちょこっと立ち寄ることがよくあります。
そこで先日「蓄音機の音楽会」が開かれたので行ってきました。
手動式の蓄音機から流れるショパンやサラサーテはなつかしいような、それでいてあたたかいほかほか蒸しパンのような(なんというくいしんぼうな表現!)音がしました。
オーナーの奥様も声楽家なのですが彼女の声によく似た「ガリ=クルチ」と言うソプラノ歌手の声がか細くてとっても繊細なのにあたたかくて、印象に残りました。
アニメの「火垂るの墓」の最後の方で「はにゅうの宿」を歌った方だと言ったら思い出されるかたも多いかもしれません。わたしは1回テレビで見てしゃくりあげるほど号泣してしまい、「火垂るの墓」という字をみるだけでジワッと涙が出てきてしまうので、もう1回見る勇気がないのですが、すきとおった、空にまでつき抜けるような声の持ち主ですっかりファンになってしまいました。
途中でかりんとうやすはまのおやつにほうじ茶のおやつ休憩があって、たっぷり2時間場所も時間も蓄音機の時代に迷い込んだようなすてきなひとときを過ごさせていただきました。
これを読んでいただいた方も、紅葉を見に哲学の道に来られたら、ぜひのぞいてみてください。昔の時代の迷子になったような気分になれますよ。 |
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| Photo by Motoko Morita
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その日のわたしの着物は今とっても気に入っている帯を主人公にして着てみました。ぼかしのはいった紬の着物は柿しぶのような色です。勝手に大好きな熊谷守一さん風と言っているんですが鳩のような鳥の模様の帯は締めやすいように2部式に切ってしまいました。もったいない!って言われましたが気軽にどんどん締めたかったので後悔はしていません。かざって見ておくだけじゃかわいそうですもんね。
いろいろとコーディネイトして締めてあげてこそ帯ちゃんも喜ぶと思います。
音楽会に来ておられたお客さんに「ほんとに楽しんだはりますね!」と言ってもらいました。わたしにとっていちばんうれしい誉め言葉です。
友達のところからもらってきた渋柿といっしょに撮ってみました。 |
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