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楽楽きもの

もりたもとこのきものコーディネート ニコニコ帯 02.06.06

 哲学の道はもう蛍が飛んでいます。
 きょうは締めて町を歩いていると声をかけられる帯をご紹介しますね。
 といってもefishのコーディネイト展のときには不評だったものなんですが・・・。
 何人もの人に「ボタンがなかったらええのに」といわれてしまったもので、当然のことながら売れ残りまして、ふて腐れ気味に自分で締めてみたんです。
 ボタンは直径5センチはあるおフランス製のもので、各色に合わせてボタンホールもそれぞれの色にしてもらい、おまけにあまりにも大きいので実はボタンに隠れて見えないだろうからと ボタンホールを2つつなげてあるのです。
 わたしとしては「どうぞお気楽に!」とか「こんなんもアリよ!」ということを示したくて作ってみたものです。
 
 先日 国際日本文化研究センターというところで「着物にこめられた日本の伝統文化」というセミナーがあったので、聞きにいってきたのですが舞台の上には季節に合わせて12通りのすんばらしい着物と帯がお見立て会のように飾られており、わたしも休憩時間に舞台まで見に行ったのですが、おば様方に取り囲まれて質問攻めにあってしまいました。
 「その足袋はどこで買ったの?マジックテープなん?楽そうやね」「帯は自分で作ったの? そんなんでええんよね!」「着物は大島?え?ポリエステル? 後ろに並んでる大島と変わらへんやん!」とかその着物と帯を提供された某老舗のかたがおられるのに・・・ひやひやしながらウヒウヒとよろこんでしまいました。
 もちろん贅を尽くした着物もすばらしいと思うのですが、着てるものに気を使うのっていやなもんで、でも着たいモンで・・・。
それならお気軽着物を着て歩きましょ!と思うのです。とにかく飾って眺めていても着物ちゃんは喜ばへんのです!着てこその着物やと思うのです。
 じつは日文研に行くバスのなかで知らないおば様から「洋服では何とも思わへんけど、着物でステキな人を見ると後を追いかけてみたくなるの。おもしろい帯でとてもいいわ!」と声をかけていただきました。
 横断歩道で信号待ちをしていると,後ろから自転車に乗った人に「楽しい帯ね!」って言われました。
 なんかこの帯をしめると周りの人がニコニコして声をかけてくださるので、わたしも1日中ニコニコして過ごしました。
 ステキ!l高そう!ってため息をつかれるのも気持エエかもしれんけど、おもしろいってニコニコしてもらえるのもエエ気持になりますよ!
手作り帯
手作り帯
Photo by Motoko Morita

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