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きものあそび

なでしこドロップ
虫干し 2004.05

 着物は桐の箪笥にしまってあるものの、袖を通してない着物が心配になって、晴れた日の一日、虫干しをすることに決めました。まずは、たとう紙の上に着物を広げ、あらためて見てみると、仕舞う時には気づかなかった、汚れや折ジワが出来ていてびっくり。とりあえずハンガーにかけた着物を和室の鴨居にかけて虫干し開始です。ずらりと並んだ着物を見ていると、これは長いこと着ていないな、とか、これは何処其処に着て行ったな、と思い出します。しかしあまりにも着ていない着物が多いので、風にゆれる度に来年は着てよね♪とキモノ達が訴えてきます(笑)。申し分けないので、お香をたいたり、団扇で仰いでご機嫌をとっておきました。
 さて、しまう時、私は引出しの一番下に新聞紙を敷き、その上に大きな黄色の布に、たとう紙を包んでしまっています。更にその横に防虫香を置いたり匂い袋を置いたりしています。新聞は防湿とインクが防虫の役目を果たすと呉服屋さんが教えてくれました。今のところ湿気で新聞のインクが箪笥についた事はありません。それでも着物には直接インクが触れないように大きな布やたとう紙で保護しています。
 今回の虫干しを機会に、化合物の防虫剤はやめました。ものによって、金糸や銀糸が変色したり妬けたりするらしいのです。ちょっと調べただけでもスゴイですよパラジクロルベンゼンて…。よかれと思ってした事が失敗しても、着物は同じものが手に入らないから気をつけたいですよね。
【虫干し】
カビや虫の被害を防ぐため、日陰干しで風を通す。1年に2回が理想的。夏の土用のころを土用干し、寒いころを寒干しという。好い天気が続いたら箪笥の引出しだけでも開けるとよい。



【トラブル発生】
たとう紙を開けると何だかしっとりしているのです。朱色の八掛けが間に挟んであった紙に微かに移っています。
【科学防虫剤】
◎左:パラジクロルベンゼン・シリカゲル製剤。独特の匂い。トラブルの症例見るたびに(+_+;)となる。

◎右:ピレスロイド系防虫・防カビ剤。ピレスロイド系は樟脳、ナフタリン、パラジクロルベンゼンと併用出来るが、金属系にはやはり変色を起こす可能性があるし、匂いで虫を殺すわけではないので機密性が必要。



【防虫香】
やはり天然成分の防虫剤に心が引かれる。白檀を主体に種々防虫の役目をなす。雅で贅沢な香りの防虫香。(10ヶ入1600円・山田松香木店)
【箪笥の中】
新聞紙、黄色の大きな布、たとう紙、防虫香。黄色は虫が嫌いな色らしい。大切なきものを守るために。

 
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