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きものあそび

なでしこドロップ
「なでしこドロップ*聞香体験」 2004.07

今回初めて香道を体験させて頂いたのは、京都御所の西側にある山田松香木店。室町通りの角からすでにお香のかおりが漂い、香りをたどるとお店につくといった感じ。“香”と書かれた暖簾をくぐりお店に入ると、店内はとても静かで広く、手前に季節の小物や香道具、奥の方には香木の入った香木箪笥がずらりと並んでいます。体験予約を告げるとすぐに係りの方がついて下さって、上階の和室に案内されました。
 入口に『向蒼軒』の額が掛かる和室(香室)に通され、緊張して座敷に座ると、今回体験する組香(源氏香)や、作法の説明を受けました。源氏香は香炉が5度回され、どれとどれが同じ香りであるのか聞き分けるあそびです。(香道は香りを嗅ぐのではなく聞くと表現するんですね)組み合わせが52通りになることから、源氏物語54帖の最初と最後の巻を抜いた物語にあてはめ、各巻に応じた源氏香図を書いて点数を競います。
 いざ聞香体験。静かに襖が開いてお手前をされる香元と執筆の方が入ってこられ、まずは執筆の方が奉書(記録)に日時や使われる組香名や参加者の名前を書いてゆきます。この場では、出席者の名前で○○子の“子”や“濁点”は読まず、じゅんこは“しゅん”と書かれ、様呼びで呼び合います(なんとも雅な感じ…)。それから香元がお道具を袱紗で清め、香が焚かれ、香りがたったところで客へ回してゆきます。やはり3〜5番目あたりの客の方が、一番香りがたっているので違いが分り易いそうです。順次先ほど説明を受けた作法で聞いてみます。聞き終われば「出香」と言って次の方に回します。が、違いがわかったのは2つ目まで。どうしよう全然わからない…向かいに座っている友達の目も笑っている(笑)。あっという間に五つの香が回り、各自小さな硯と筆が回されているので、記紙に思い当たる香図と名前を書いて提出します。執筆の方が記録に皆の答えを書き写し、答え合わせをして、一番聞き当てた人がご褒美にその記録を頂けます。
 今回使われたお香の名前は、五月雨、早苗田、蛙、風の使ひ、千代の友。実際には6月に体験したので、季節にちなんだお香と仲のよい友達同士での参加とゆうことで選んで下さいました。初めての聞香体験で、香りを味わう余裕はあまりなかったのですが、日本ならではの雅なあそびを充分楽しませて頂きました。聞けば他にも匂い袋作り体験や、練香作り体験もされているそう。機会があれば是非挑戦してみたいと思います。
-源氏香体験・体験時間約75分土日祝を除く・料金3,000円(最小人数五名)・要予約-
[お香の聞き方]
左手の上に香炉をのせ、上部を右手で覆い、親指と人指し指(あとの四本は揃える)の間からお香を聞く。3〜5息で聞きます。吐くときは、顔を下座に向けておこなう。



[答えを清書]
全てを聞き終えたら答えを記紙に書き出します。事前に源氏香図を頂けるので、見ながら書いてもよいので安心です。たとえ不思議な図となっても探せば必ずありますとのこと。
[香道具(志野流)]
終了後、今回使用されたお道具を拝見しました。上から一段目には、聞香炉や火道具など、二段目には盆、三段目には香炉、四段目は重硯など。



[訶梨勒(かりろく)]
訶梨勒はもともと東南アジア原産の落葉樹の名前で、その実には薬用効果があり邪気を払うとされているもの。大きな匂い袋に立派な飾り紐がついて床柱に掛かっていました。
今回体験させて頂いた山田松香木店。地下鉄の丸太町駅から歩いて7分くらいの所にあります。HPはhttp://www.yamadamatsu.co.jp/
[挿枝]
床の間には和紙で作られた花が挿枝袋に入れて飾られていました。月毎に1種類ずつあり、生花を使わないのは余分な香りを放たないようにするため。
[質問いろいろ]
体験が終ったあとお茶とお菓子を頂き、係りの方がいろいろと説明してくださいました。とても親切で丁寧でした♪


 
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