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きものあそび

なでしこドロップ
なでしこドロップ*泉涌寺もみじまつりに参加する 2004.12

京焼・清水焼の窯元がある泉涌寺地区で、毎年行われている泉涌寺もみじまつりに、今回和装小物を陶器で作ってみようという企画がもちあがり、デザインをなでしこ会が担当することになりました。実際に使わせてもらえるとゆうことで、こんなのがほしいと思う帯留や根付を中心に、80点近くデザイン画を提出。困ったことは職人さん達が、普段は食器や花瓶を作っているので、帯留や根付がどう使われるのかあんまり知らなかったこと。イメージを伝えるのはなかなか大変でしたが、それでもことのほか小さい作品ばかりを、広い会場に展示するのには数が必要と、頑張って作ってくださいました。
 そもそも泉涌寺地区は、明治・大正時代、地方の人が清水焼の中心である五条坂で修行し、独立して移り住んだ云わば職人の街です。今でも50件近くが家族レベルで営んでおられ、一帯の細い路地はまるで迷路のようで、もみじまつり開催中に行われるスタンプラリーの面白さに一役かっています。周辺の住人は陶器に何らかの関わりを持っている人が多く、もみじまつりも地元の力だけで10年以上続いていて、自分たちの住んでいる地域を盛り立てていこうとゆう雰囲気がなんともアットホームで好印象です。それまで陶器で清水焼って有名よねぇくらいしか思ってなかったのに、工房を見学させて頂いたり、お話を聞くうちに陶磁器の魅力にすっかりハマッてしまい、他の作品までいっぱい欲しくなってしまいました(笑)。実際に出来上がるまでの2ヶ月間はドキドキワクワクで、完成品をもみじまつり期間中みんなで見に行き、打ち上げにも寄せてもらって楽しい体験が出来ました。もみじまつりは毎年11月に行われ、清水焼が当たる工房スタンプラリーやロクロ体験、聞き酒体験など催し物が盛り沢山です。初めてでも大変親しみやすい雰囲気なので、また機会があれば是非お出かけくださいね。(詳細は京都青窯会協同組合のHPをご覧ください)
【祝☆完成品】
帯留・根付・簪、羽織玉etc。思い通りのもの、想像以上のもの、中には???もあったけど、いっぱい作ってもらえてとても嬉しい。泉涌寺青窯会のみなさん本当にありがとうございました。
 


●陶磁器が出来るまで

焼き物の原料は2種類あり、磁土は、天草や出石で採掘した石の塊を粉砕し練ったもの、陶土は、三重や愛知・滋賀などで採掘した赤土の、不純物(木の根っこetc)を取り除き、各窯場で独自にブレンドしたものが使われます。ひと昔前は、東山の峰に煙がたつ登り窯を使用していましたが、最近では温度が一定に保て、扱いが比較的簡単な、ガス窯や電気窯が使われる様になりました。焼き物を作る工程は、原料を土もみして成形し(1)、乾燥させ(2)、ある程度けずり仕上げし、素焼(600〜800℃)を行います(3)。成形は手作りなので、一日に一個しか出来ないこともあります(石膏を取れば次回からは短縮)。素焼後は、次の作業で下絵付と釉かけ(施釉)に分かれ(4)、本焼(1200〜1300℃)を行い(5)、完成となりますが、清水焼によく見られる華やかな着色や金銀をほどこすときは、本焼きのあと上絵付を行い、焼成(600〜800℃)で焼き付けて完成となります。



今回の展示会場になった青窯会会館。普段から見学は自由で、作品の購入や陶芸体験をすることも出来ます。


左は陶磁器が出来るまで(2)の状態。半乾きになれば金属製のヘラで厚みや形を削って形を整える。右は完成品。



素焼が終われば下絵付を行う。絵の具は呉須、酸化鉄などの金属顔料及び顔料を毛筆で描いていく。

下絵付だけで完成したもの。白の地に藍色がさっぱりした印象。濃淡でいろいろな表現をする。みんなに好評だった12ヶ月の帯留シリーズ。



工房の中は、窯場とロクロ場に分かれている。作業場は整然としていて、繊細で個性的な作品がここから生まれていく。



完成品を使ってコーディネート。根付は寸法を伝え間違って特大サイズに!金具を変えて帯留にしたほうがいいかもね(苦笑)。

 
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