現代でも、針の需要は少ないながら、みすや針は使いやすさで根強い人気を誇っております。その使いやすさの秘訣は、針の先に見えない角度をつけ、繊維を傷めないようにしたり、表面を研磨する行程で極細かい筋を入れ、繊維に負担をかけない工夫を施したり、針穴の内側をやすりで磨いて糸のすべりをよくしたり(みすや針の針穴は真ん丸)、針の部分々で強度を変え、弾力性をもたせたりと、針1本1本に大変な技術が施され、厳しい検品を通ったものだけしか商品にならないからです。
このような、伝統と格式がある由緒正しき針屋さんですが、ご主人はとても気さくで話しやすく、針について色々な話をして下さいました。同じ針でも、和針には、縫う生地の種類(もめん・つむぎ・きぬ)と、縫い方によって長さや太さに違いがあり、四ノ一(きぬ針)、三ノ一(もめん針)、大くけなど、30種類も用意されています。また、メリケン針やキルト・パッチワーク針などの西洋針は号で数え、号が大きいほど太く長く、小さければ細く短いのです。他に日本刺繍用・ビーズ用・刺青用などの特殊針も扱っており、小さくても様々な種類と違いがあることがわかりました。針の保存には桐箱が最も適しており、使ったあとは柔らかい布でさっと拭いて桐箱にしまえば永く使えます。また、折れたり錆びたりして使えなくなった針は、土に埋めればよいそうで、1年くらいすれば、錆て土に溶けてなくなってしまいます。その際は、必ず手を合わせて「あんっ」ということ。そうすれば針の供養になるのです。400年の歴史を誇る針屋さんですが、オリジナルの待針はすごく遊び心があり、樹脂粘土で作られた各種シリーズには「カワイイ〜!」と言わずにおれません。限定品では、季節をテーマに毎月25日に発表される待針セット(4〜5本)が1000円前後で販売されます。コレクターがいるので完売してしまう月も多いとか。(1月の干支の場合は12本で2800円)。和裁や洋裁に興味がなくても、近くに行かれたら是非寄って頂きたいお店です。
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入口
三条通りを西に歩いて、北側に建つ商業ビルの前にある赤い看板が目印。壁面には、季節をテーマに作られる、オリジナル待針のインフォメーションがあります。 |
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三條本家 みすや針
営業時間 午前10時〜午後6時
定休日 木曜日
〒604-8036
京都市中京区三条通河原町西入ル
TEL 075-221-2825
FAX 075-252-1818 info@misuyabari.jp
http://www.misuyabari.jp |
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