自転車でふと通りかかった神社の鳥居の脇に、萩が咲いていました。大きな枝ぶりにびっしりついた花、思わず自転車を降りてしばらく見とれてしまいます。いつまで続くのかという残暑に汗だくで単衣を着ているあいだに、秋の花はちゃんと蕾を膨らませていつのまにか、秋の風情をたたえていたのです。美しい萩の花を見るにつけ、わたしも夏物の片付けと袷の季節の準備を今のうちから進めて、すっきりと10月を迎えなくっちゃいけないなあと感じました。
残暑厳しい今年の9月は、単衣であっても汗だくです。こういうときは洗濯機で洗えるのが一番。綿麻や合繊の単衣をぐるぐる着まわして乗りきります。この柔らかい色目の単衣は、浴衣として売られていたもの。6年前にデパートで購入しました。そのころはまだまだきもの若葉マークを貼っていた無知蒙昧の徒で、店員さんに「浴衣ですけど”ひとえ”としても着られますよ」と言われて、”ひとえ”って?という具合でした。いまでは浴衣として着ることはまったくなく、裾が擦り切れてしまいそうなくらい、単衣として大活躍の1枚です。 |
 |
 |
 |
萩なでしこ模様単衣
もともとは撫松庵の浴衣
紅梅織のような風合い |
|