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きものあそび

牧野茜のきものコーディネート
上野の寒牡丹 2005.2

霜除けのこもに守られ、枯野に咲く寒牡丹、一面雪の銀世界ともなれば冬とは信じられぬ景色でしょうか。初夏の牡丹には、長谷寺をはじめ、たくさんの名所があり、これまでも大輪の花を愛でる機会は何度もありましたが、ふりかえって見れば寒牡丹には一度もお目にかかったことがないのです。「なんたること、これでは牡丹好きの名折れだ!」と息巻いてみたものの、さて寒牡丹の名所というほどの場所が京都にはないようで、どうせ遠出するならたくさん見られる場所がいいと、東京・上野東照宮の牡丹園へ花行脚することにしました。
早春といえどもまだ肌寒い2月中旬の昼下がり、寒牡丹は一株一株、寒さから守るため、根元には敷き藁、上には藁囲いや和傘がかぶせられて、重たそうに花を咲かせていました。霜や雪から大事に守られ丹精されているのが見てとれ、寒いからこそ一層、豪華なのでした。初夏咲きに比べるとやや小ぶりながら、こもから見え隠れする透きとおるような花びらが可憐でなりません。富貴花の新春の風情は、古代から愛されてきたことをうなずかせる美しさでした。冬咲きの宿命とはいえ花にとって寒さに耐えるのは酷なことだろうとは思いながら、やはり毎年この花を愛でたいと思わずにはいられません。日脚が早く夕暮れがせまるころ、西日に映える花をあとに帰りました。


きもの、帯、バッグ、ショール、半衿、帯留、てぬぐいなどなど、牡丹のアイテムは着々と増殖中。ネットオークションにはアラートという機能(条件に一致した商品が出品されるとメールで通知してくれるサービス)があって、牡丹をキーワードに登録しているので、毎日メールでいろんな牡丹の商品をチェックして、これは!と思うものは落札しています。


東京・上野東照宮の寒牡丹園にて。
上野東照宮のお守りも大輪の牡丹の花の図柄、牡丹の花咲く初夏のころを想わせる爽やかな色です。このほかに12ヵ月の花お守りもあります。おススメ。
     

しだれ小梅に牡丹と菊が咲き競う小紋。愛らしい感じなので、20代のうちに着ておかないと…。
きものも帯もネットオークションで購入。
     

名が茜だけあって、赤が好き。半衿、おびあげ、おびじめ、みんな赤。
黒の繻子帯は前からほしかったアイテム。牡丹と鼓の刺繍が豪華。
     
 
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