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きものあそび

牧野茜のきものコーディネート
ファミリーセール 2005.6

大学卒業後も京都に残った理由は、きものを着続けるためといっても過言ではありません。どんな場所でもきもの生活はできると思いますが、きものに対する京都の街の空気はやはり特別です。いろんな場所や街で、きものを着て出かけたり、過ごしたりしてみて、あらためてそう思います。
そういう居心地のよさ、過ごしやすさとは違う意味で、京都がいいと思うもう一つの理由があります。ファミリーセールです。
京都には室町、西陣といったきものの問屋街があります。しかし、問屋街といっても、東京の浅草や大阪の船場といった消費者でも安く買えるような場所とは違います。ビルの林立する普通のオフィス街であり、スーツを着たサラリーマンやOLの姿しかありません。でも、そんな問屋でも年に1,2回小売をします。それがファミリーセールです。通常商品が小売価格よりだいぶ安く買えますし、難物や処分品などが破格値で見つけられるときもあります。社員などの関係者の紹介や案内状がないと見に行くこともできない会社もあれば、一般消費者でも自由に買いに行ける会社もあります。だれでも行ける、ある和小物専門問屋などは、朝の8時ごろからおばさまたちが並びだし、オープンの9時と同時にあっという間にほとんどの商品がからっぽになり、午前中で店じまいになります。ある種の名物といってもいいかもしれません。
京都の人たちは親戚や近所の人に必ずと言っていいほど糸へん産業で働く人がいますから、きものを買おうというときも、そういうつてを頼って賢く買い物しているようです。ファミリーセールで上手にお買い物するなら、やはりきもの問屋が集まる京都です。

今月はファミリーセールで普段着を大量購入してしまいました。単衣がわりに愛用しているセオα の浴衣を毎年探しに行っています。某ブランドの百合の浴衣は白が涼しげなので、夏を快適に過ごすワードローブのひとつになりそうです。

毎度おなじみ愛用のセオα の浴衣を、単衣として着ています。麻の葉の籠目の中に大輪のユリの花。半衿はブルーの楊柳。
「源氏物語」というブランドの染の半巾帯です。このブランドは浴衣も半巾帯も種類が豊富。
     

この木綿の半巾帯は生地が厚いうえに帯芯も厚いので、縦しわが出やすくかなり結びにくい。気に入った柄だけに、くやしい。
羽根は多くてもあっさりした帯結びにしたいと思い、半分の幅で6枚羽根を取っています。
     

夏らしいモチーフ、朝顔の手ぬぐいと髪飾り。手ぬぐいは東京国立博物館オリジナル、円山応挙の「朝顔狗子図」のデザインで、朝顔にたわむれるワンコたち、とぼけてます。
 
     
 
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