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きものあそび

牧野茜のきものコーディネート
茅の輪くぐり 2006.6

6月30日は夏越の祓いです。半年の穢れを祓い、健康を祈念しようと、家から近い北野天満宮にお参りしました。大きな神社にもかかわらず、想像していたより人が少ないなあと不思議に感じて尋ねると、北野天満宮では他の神社と同じ6月30日にも茅の輪くぐりを実施してはいるものの、6月25日が菅原道真公誕生日にあたり「御誕辰祭」と共に「大茅の輪くぐり」を執り行っていて、天神さんの縁日もあり、その日は芋の子を洗うような賑わいだと言います。そのためか30日は比較的すいているようで、人垣に阻まれることなく、じっくりと神事に参加することができました。
社殿の中門での儀式が済むと、神官を先頭に列になって茅の輪をくぐります。ただまっすぐ通り抜けるのではなくて、左、右、左と8の字を描くように3回茅の輪をくぐります。そんなきまりがあるとは知らなかったので、驚きました。今までは一度くぐれば厄除けになると勝手に思い込んでいたので、いいかげんなお参りをしていたことを反省しました。茅の輪くぐりが済むと、撤饌を頂戴して終わりました。
家に帰り、改めて今年の前半を無事に過ごせたことを感謝しながら「水無月」の和菓子をいただき、一日を終えました。

10月からの“帯あそび”、6月になったので色無地も袷から単衣に衣更えです。花びら模様の地紋が入った、グレーがかった水色のきものに、6月は紫陽花の絽つづれの袋帯を合わせました。かたつむりがポイントです。

社殿中門で厳かに執り行われる儀式。夕方4時から始まって、白い紙を撒いたり、2人の神官が櫃を運んだりといろいろな手順があって、25分ほど続きました。

お祓いが済むと、一般の参拝客も茅の輪をくぐります。写真は右から左へ8の字のように歩いて2回目のくぐり抜けをしているところです。


図柄はキュートな帯ですが、絽つづれの袋帯なので、コーディネイトはすっきり、きっちりした印象にまとめています。

紫陽花の葉にかたつむりがとまっている楽しい帯です。たれ先にも紫陽花の花が織りこまれています。
     

グレーの絽ちりめんの半衿、葦の刺繍が涼しげです。帯は腹文の柄が左右違います。写真のように左回りに巻くと花だけ。右回りならカタツムリがいます。

草履の花緒も、絽の生地に刺繍入り。紫陽花の花にも団扇の柄にも見える刺繍です。おびあげは絽ちりめんにとび絞り、おびじめはクリーム色のレース。
     
北野天満宮ゆかりの紅白梅の干菓子と紙に包まれたお米の粒が入っていました。
 
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