琵琶湖の東岸、かつて豊臣秀次の城下町だった近江八幡へ訪れました。
近江八幡の水郷は琵琶湖八景のひとつに数えられ、「水郷めぐり」ができます。琵琶湖につながる水郷のなか、簾などに使われる上質なヨシの群生する葦原を手漕ぎの屋形舟でゆっくりと進みます。舟は6人乗りで、乗り込むときは一歩一歩ゆらゆら揺れて心もとない気がしましたが、腰を下ろしてしまえば落ち着き、あとは船頭さんに任せるだけです。目線が水面に近いので、数メートルに伸びたヨシの緑に四方を囲まれたようで、聞こえるのはヨシキリの鳴き声とギィギィと櫓を漕ぐ音ばかり、ゆっくりと舟が水を切る音も清かです。時にヨシキリがヨシの先に上手に止まったり、カイツブリが魚を捕まえに潜る姿などが見られますが、終始のどかな時間が流れてゆきます。喧騒とはかけ離れた空間で、すっかりリフレッシュできました。
続いて八幡堀周辺へ。八幡堀は琵琶湖との流通に使われた運河で、周辺に見どころが多く観光地になっています。時代劇のロケに度々使われる場所で、「八幡堀めぐり」というエンジン船に乗れば堤の石垣や咲き競う菖蒲の花など堀沿いの景色を楽しむことができます。
白雲橋からは八幡山を望み、山頂へと上るロープウェーが行き来しているのが見えます。八幡山の手前にある日牟礼(ひむれ)八幡宮にお参りすると、家族連れが2組、小さな赤ちゃんを連れてお宮参りをしていました。赤ちゃんの父母とそれぞれの両親揃ってスーツと訪問着姿のご一行と、普段着らしい格好の夫婦と赤ちゃんの3人連れ、2組はどこか対照的に感じました。
白雲橋からすぐのところには、和菓子の『たねや』とバームクーヘンで有名な『クラブハリエ』の向かい合う日牟礼ヴィレッジがあります。どちらのお店もなぜか京都にはないので、お買い物もウキウキしてきます。目玉はここでしか買えない焼きたてのバームクーヘン、サイズは小さめで一人3個まで、密封されていないので賞味期限は当日限りです。ただでさえフワフワのバームクーヘンが、焼きたてなのでもっと柔らかくてしっとり。今日中におみやげを渡すのは無理なので、自宅用しか買えないのがちょっと残念です。併設されているカフェでも食べられます。東京日本橋三越にあるクラブハリエのカフェにもあるそうです。
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