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きものあそび

牧野茜のきものコーディネート
千本釈迦堂のおかめ節分 2008.02

今年の節分は近所の千本釈迦堂にお参りへ。境内に「おかめ塚」があり、内助の功の言われがあるおかめさん尽くしの節分です。生憎と小雨混じりの曇り空ではありましたが、それでもたくさんの人だかり。一足早く行事が終わった北野天満宮から人が流れてくるので、どんどん人垣が重なっていきます。紅白幕のかかったテントでは福豆やおかめのお面、鈴などを売っています。売り子のおばさんがお多福の手ぬぐいを姉さんかぶりしているのもご愛嬌です。2000円以上買うと福引券がもらえます。
法要は3時から始まります。山伏の法螺貝の音が響き、木遣音頭が奉納されると、次は茂山社中の狂言で鬼追いの儀が行われます。大暴れする鬼たちは豆を撒いても大してひるみません。かえって逆襲される始末です。困っていると、そこへおかめさんが登場し、あたりへ微笑みを振りまきます。すると、あんなに暴れていた鬼がおとなしく従い、正座しておかめさんに撫で撫でされてご満悦になり、ついには打ち出の小槌まで渡して退散してしまいます。おかめさんの笑顔の力ははかりしれません。全く見習いたいものです。狂言が終わると、おかめのお面をつけた年男年女による豆まき、飛んできた落花生がちょうど眉間に当たったのでびっくりしました。今年は当たり年かもしれません。

笑顔で鬼退治したおかめさんは打ち出の小槌を手に入れます。

おかめさんの手ぬぐいを姉さんかぶりしたおかあさん。売り場もおかめ尽くし。おかめのお面は家の大黒柱に飾ると家の守りになるそうです。


京都にある栗山工房の紅型、臙脂のちりめんに鳥模様の小紋です。ちりめんの風合いとこの地色の組合せは暖かみがあって大好きです。

千本釈迦堂のおかめ百福の手ぬぐいはユーモラスな縁起物。
とび絞りのおびあげと七宝の帯留は、帯とともに梅模様。レーヨンの真田紐はすべって緩みやすく三分紐には不向きです。やっぱり綿か絹がいいですね。
     

最近とみに、美しい色の組合せを心がけています。濁りのない色同士が引き合って生まれる妙を身にまとえるのは幸せです。

帯は、支子色と銀鼠でつぼたれ形に染め分けられ、梅の花が絞られた名古屋帯です。紅葉の帯(2005年12月)と同じ藤井絞のもので、配色が柔らかく上品な色なのでこの帯を締めるのがうれしくて仕方ありません。
     
 
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