kimono Internet Clubロゴ kimono Internet Club
kimono Internet Clubトップへ
このwebは「KIMONO Internet Club」の会員を中心に運営されています。
きものあそび

牧野茜のきものコーディネート
祇園舞妓衣裳展 2008.05

2006年にオープンした「染・清流館」。京都・室町にある染色アート専門の美術館です。5月1〜25日に行われていた『祇園舞妓衣裳展』を見に行きました。偶然にもエレベーターで乗り合わせたのが、舞妓さんの衣裳を染めているという老紳士で、きもの姿のこちらを見てきっときものが好きだろうと分かってくれたのか、話しかけてくださり、一緒に見てまわりました。花街特有のことも多く、専門家ならではの解説が聞けて興味深く、いろいろ質問もできてラッキーでした。 舞妓さんの衣裳の裾にふき綿が入っているのは知っていましたが、いわゆる袷のシーズンは二枚綿といって二枚重ねになっていて、裾だけでなく、袖、衿の部分も二枚に仕立てられているのには驚きました。ほとんど見えない内側や裏側にも柄が染められていて、本当に贅沢な衣裳だと感じました。季節に伴い、二枚綿、一つ綿、単衣、無双、絽や紗など素材や仕立てが変わっていきます。意外にも、単衣や絽、紗にも、わたしたちの着る袷のきもののように裏地がついていて、聞けばじゅばんの赤が表地に透けないように夏物にも裏地をつけるのだということでした。 同じ舞妓さんでも新米さんとベテランさんでは衣裳の柄付け、おびあげの処理、半衿の刺繍など、細かく違いがあるのを知り、今まであまり区別がつかなかった髪形や髪飾りのこともわかるようになりました。シーズンごとのきものや帯、礼装としての黒紋付(夏物・冬物)など、TPOや衣替えの決まりごとも分かり、こうやって一堂に会して見ることができて本当によかったなと思いました。

チケットとチラシの右側は、染色家の春日井路子さんが染めた舞妓さん、チラシ左側は実物の舞妓さん。

展覧会のあとに、舞妓さんの写真集「komomo」を見て、さらに理解が深まりました。舞妓時代の小桃ちゃんカワイイ


幾何学模様の大島紬と牡丹の染帯の組合せ。どちらもお気に入り。半衿は白緑色に大小の細かい四角模様の小紋柄。

鮮やかな青に花びらのたっぷりとした白牡丹が染められた印象的な染帯は、オークションで見つけたもの。4月中旬から5月にかけて締めることにしています。 半衿と同じ白緑色に5分の1ほどグレーが入った楊柳ちりめんのおびあげは、しぼが高いので着用後もしわが目立たないのがいいところ。おびじめは鳥の子色の冠組、シンプルにまとめたいときの定番です。
     

通常の左回りでは咲いている牡丹の花の柄が出ます。反対の右回りで巻いて、つぼみの柄を出しています。

大輪の白牡丹が大胆に描かれた染帯は、数ある牡丹の帯のなかでも一番のお気に入り。5月はこの帯を締める喜びで胸が躍ります。
     
 
前のページへ トップページへ
▲ ページのトップへ戻る
Copyright(C)2003 kimono Internet Club ALL RIGHTS RESERVED.