会長あいさつ
京都染織青年団体協議会
平成24年度
第35代会長 宮川 昌也
テーマ 〜 轍 (わだち) 〜
◆ はじめに
会員相互間の連携や自己研鑽を目的とし組織された、京都染織青年団体協議会は今年で35周年を迎えます。 歴史と伝統を重んじ、次世代に繋がる大きな軸として会活動をしてまいりました。 当会は、11の青年会の連合会であります。 各単位青年会だけでは実現困難なことでも、この連携の取れた連合会だからこそ出来ることもあります。
そういう意味でも、当会の存在は和装業界において大変貴重なのです。
◆ テーマ 「轍(わだち)」
轍とは、一般的に「車が道路を走ったときに出来る跡」という意味です。
この業界に置き換えると、轍とは脈々と引き継がれる「伝統」であり「文化」なのです。 和装と言う軸上に、伝統技術を職人たちが切磋琢磨しあい、古き良き和装文化を次世代に継承し続けることによって、太く意味のある轍が作られるのでしょう。
また、造語として「和」をきっかけに繋がった友「だち」。つまり「和だち」という意味もあります。 和装に携わる方だけでなく、和装というものをもっと面白くしてやりたいと考える方とも手を取り合い一つの車輪を作り、大きな轍を残せればと考えております。
◆ 知恵のアウトプット
知恵とは人間の持つ最大の武器であり、最高の手段です。 この武器を最大限に利用し、真の和装振興とは何か、また今の時代消費者は何を求めているのかを、真剣に探求していく必要があります。 そのためには、先人たちの知恵や我々が持ち合わせる発想力が新しい切り口となり、現代の和装振興に繋がると考えます。
◆ 相互会員の連携と産学協同
当会は、11青年会から構成される連合会であります。 毎年染織協議会には、約20名ほどの出向者が参加し事業に向け日々会議を重ねます。 ここで、出向者とは各青年会からの代表者であることを自覚していただき、当会は会員全員で組織された団体であることを今一度ご確認していただきたく思います。 また、大学や専門学校と連携し、積極的に活動していきます。 学生たちの新しい切り口や発想力は、我々和装業界には非常に刺激を与えると考えます。 そして、この連携が次世代に繋がる一つのきっかけとなることでしょう。
◆ 最後に
一昨年、東北に襲い掛かった未曾有の大震災により、日本全土が暗いムードに包まれたことは記憶に新しいでしょう。 我々のできることは、この事実を強く心に記憶し、決して忘れないことです。 京都から全国に向け「和装」という光で明るく照らし続ける。 そして、我々染織協議会だからこそ出来ることを常に探求し実行に移すことが、和装業界のみならず、この現代日本を明るくする処方箋だと考えております。 伝統と文化を守りつつ、常にチャレンジ精神を忘れず、日々進化していくこの時代を邁進してまいりますので、 皆様の多大なるご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
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